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素朴に気になるコーチ
亀井 裕

なぜ、私はコーチングを提供するのか?

私はソフトウェア開発者としての仕事を15年以上しています。ソフトウェアという一見すると感情が不要なロジカルな対象を扱ってきました。しかし、それに向き合っているのはいつも人なのです。一つのソフトウェアに対して、複数の人が何かしらの「思い」を持って仕事をします。それらの「思い」は似ていることもあれば異なることもあります。それぞれ意見が異なるのでうまく話がまとまらないこともあります。そうなると、人間関係が原因で同じ開発をするチームの場の空気が悪くなったり、人が辞めたりすることもあります。

ソフトウェア開発を経験してわかったのは、仕事においてロジカルな考えだけではうまくいかないということです。仕事には必ず人が関わりますし、人の感情も関わります。自分の仕事はソフトウェアを扱っているけれど、感情も扱っているのだなと気づきました。そんなことを考えはじめたタイミングで、当時の職場の上司や同僚からアジャイル開発というものがあるらしいと聞きました。アジャイル開発についての説明はしませんが、その中でも印象的なのはコミュニケーションを大事にしていることです。ソフトウェアの開発でコミュニケーションが大事というのは当時の私をハッとさせました。それまで、技術力さえあればできると思っていましたが、よくよく考えるとコミュニケーションによって成り立っているのは当たり前です。様々な意思決定はコミュニケーションの上に構築されてきたものなのです。その時から、コミュニケーションに興味を持ち始めました。

コミュニケーションはとても大事、というのはよいのですが、それをどのように体現するのか?は難しい問題です。私一人がコミュニケーションが大事という姿勢で対話に臨んでも相手がそうでなければ健全なコミュニケーションは成立しません。そのような中、コーチングというものについて聞くようになりました。名前だけはわかりますが、ではコーチングとは何なのか?ということまで説明できなかった私は興味を持ってコーチングを学び始めました。

コーチングの学びはまた私に新しい発見をもたらします。コーチングはスキルの組み合わせでクライアントの何かを「引き出す」ものだと思っていましたが、そもそも、コーチ自身の在り方(Being)が大事なのだと知ったのです。正直なところ、Beingとはなんだろう?とは思いましたが、学び始めると、少なくともスキルを駆使すればコーチングになるのではないということがわかりました。なるほど、Beingなのか、と感覚的に理解し始めてコーチングの学びの旅が始まりました。そこから、コーチングの仲間たちと研鑽を重ねていき、もっとコーチングがうまくなりたいと思うようになってきました。もっとうまくなる、というのは、私が私に「こうあってほしい」という願いそのものです。それまでは、コミュニケーションへの興味も仕事をうまくまわすための実利的な理由で学んでいましたが、今は単にもっとコーチングがうまくなりたいという気持ちなのです。コーチングがうまくなって、もっと人の感情を読み取りたい、もっと人の変化に気づけるようになりたい。こうした発見が「こんな人もいたのか!」という自分のなかの学びにつながり、それを発見できた自分に喜びを感じます。

このように私のコーチングはとても私的な理由によるものです。私のコーチングは人を知りたいという気持ちから行われます。もちろん、コーチングによってクライアントの方にポジティブな変化が生まれれば嬉しいです。しかし、私はクライアントの方を変化させたいとは思っていません。ポジティブであろうとネガティブであろうと、クライアントの方に生まれる小さな感情の動きを知りたいのです。

私のコーチングが合うかどうかのヒント

コーチングを提供するコーチは増えてきました。コーチはもちろん人ですので、一人ひとり個性があります。基本的にはプロのコーチであればどのような方でも十分なコーチングがされると思いますが、そう言われるとますますどのコーチを選べばいいのかわからないと思います。参考までに、私が考えるコーチの選び方は次のようなものです。

「コーチの自己紹介や特徴を見てコーチの個性が自分と合いそうか、直感に従う」

特に「直感に従う」というのがポイントです。コーチにはコーチの人生があります。これまでのコーチのストーリーを感じると何か閃くものがあるかもしれません。その直感に従いましょう。

私のコーチング

クライアントの方の発言、表情、声のトーン、雰囲気。そういったものの小さな変化に興味があります。素朴に何が起きたんだろう?と思うわけです。クライアントの方にとっての当たり前、クライアントの方にとってのこだわりについても素朴に質問したくなることがあるかもしれません。そこにはクライアントの方のストーリーがあるはずです。私はクライアントの方のストーリーに触れてみたいのです。ストーリーは魂を震わせます。その震えをクライアントの方と共有することで今何が起こるのか?ワクワクしてしまいます。そのような「興味」が私のコーチングの原動力になります。

サービス内容

コーチングのセッションは原則オンラインとさせていただきます。初回は導入セッション(2時間)を提供いたします。それ以降は継続セッション(1時間)の提供になります。それぞれの料金についてはお問い合わせ時にご相談させてください。

それぞれのセッションも大事な時間ですが、クライアントの日常もコーチにとってとても大事な時間です。コーチとクライアントが関係性を継続すると、日常の学びをもとにした発見を次のセッションで扱えるようになり、クライアント自身も変化に気づきやすくなります。そのため、できれば6回以上の継続セッションをおすすめしています。

対応可能な時間帯

以下の時間帯は基本的にコーチングセッションに対応可能です。ただし、別の予定が入っている場合もありますので、具体的な日時はお問い合わせ時にご相談ください。

コーチングの流れ

特定の目的のために始まりと終わりが定義された、継続的な活動のひと区切りを「セッション」と言います。たとえば音楽においては、ジャムセッションやレコーディングセッションといった言葉が使われますが、これも特定の目的をもって一定期間行われる活動を指します。

コーチングにおけるセッションとは、コーチとクライアントが時間を共有し、やりとりを行う場のことです。たとえば、水曜日の午前9時にコーチとクライアントがオンラインや対面で集まり、コーチングを行うことをセッションと言います。

コーチングにおいては、主に「サンプルセッション」「導入セッション」「継続セッション」という3つのフェーズに分けて用いられます。

サンプルセッション — まずは相性を確かめる場

「コーチングってどんなものだろう?」「コーチング自体は理解しているけれど、コーチとの相性がわからない」といった疑問を持たれることはありませんか?

コーチングには、費用と時間という貴重なリソースがかかります。そうしたエネルギーを投じるに値するかどうかを、フラットな視点でご検討いただく機会が「サンプルセッション」です。

コーチングはただ対話を行えばよいというものではありません。コーチとクライアントが遠慮することなく、全力でやりとりを重ねることでその効果は最大化します。そのためには、両者の関係性が非常に重要になります。仮に、クライアントがコーチに遠慮して言いたいことを言えなかった場合、本当に叶えたい願いや本質的な課題にアクセスすることは難しくなります。

「今、目の前にいるコーチとの関係性は、自分に本質的な変化をもたらすか?」

ぜひ、このような視点でサンプルセッションをご活用ください。

なお、私のサンプルセッションは無償で提供しており、原則としてオンラインで実施いたします。上述のような関係構築の重要性から、お問い合わせいただいた方には、基本的にサンプルセッションの実施をおすすめしております。

導入セッション — あなたの価値観と目標を探求する場

コーチングの契約を結んだ後、初回に行うコーチングを「導入セッション」と呼びます。日時を調整し、ここから本格的なコーチングがスタートします。

導入セッションは、コーチングの進め方に関する説明と、クライアント自身の「自己発見」を主目的とする場です。2回目以降のコーチング(継続セッション)をより効果的なものにするため、クライアントの価値観や大切にしている信念などを探求します。また、コーチングで取り組むテーマや最終的な目標もここで定めていきます。こうしたプロセスが今後の継続セッションの基盤となり、コーチとクライアントの関係性強化につながります。

私の導入セッションでは、事前にアンケートへお答えいただいております。当日はその内容をベースに、自己発見や目標、将来のビジョンについて共に探求していく時間となります。

継続セッション — 日常に変化を起こし、願いに近づく場

導入セッションを終えた後に実施する2回目以降のコーチングを「継続セッション」と呼びます。

継続セッションでは、クライアントが持ち込んだテーマを出発点とし、その背後にあるこだわりや、導入セッションで探求した価値観にアクセスしながら、より根源的な願いを探求していきます。テーマによっては、コーチから少し耳の痛いフィードバックをお伝えすることもあるかもしれません。しかし、そうした刺激によって、クライアント自身の深いところにある本当の願いに気づくことができると考えています。

コーチングは、セッションの時間内だけで完結するものではありません。人生全体の長さに比べれば、セッションの時間はほんのわずかです。セッションで得た気づきを日常に持ち込み、実践してこそ、コーチングは本当に価値あるものになります。

そのため、継続セッションの終盤では、クライアントに日常へ持ち帰っていただく「アクション(行動)」を考えていただきます。たとえば、「一日の終わりに日記を書く」といった小さなことで構いません。自ら考えたアクションを実行し、日常に少しでも変化を起こすことで、ご自身の願いに近づいていってほしいと願っています。

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